Aceto Balsamico 「公爵の酢」 |
11世紀に中部イタリア・モデナ地方を支配していたエステ家の年代記に「公爵の酢」として記述が残っていて、当時は売り買いされるのではなく、上流階級の間での贈り物として使われていたそうです。そして、代々一族の中でしか伝えられることはなかったとのことです。
バルサミコの生産地は、エミリア・ロマーニャ州の"モデナ Modena"と"レッジョ・エミリア Reggio Emiglia"に限られます。パルマとボローニャの間に位置し、北部に流れるポー川流域にひらけた肥沃な平野です。この地区は、古くから貴族が住んでいた歴史ある土地で、その名残から平均所得が高く、イタリア国内でも特に裕福な地域と言われています。モデナという街が、バルサミコの産地としてだけでなく、モータースポーツの名門・フェラーリの本拠地としても有名なのにも納得ですね。
このたび"Con te コン・テ"で取り扱うことになった「アチェート・バルサミコ」、まずは1種類、良質のものをピックアップしました。商品セレクトの基準としては、「トラディツィオーネ」とまではいかないけど(※ トラディツィオーネ… 伝統的手法によるバルサミコ酢の最高峰)、やや高級なもので、真のバルサミコの骨頂の片鱗がうかがえるもの! ・・と書くと大袈裟ですが、使い道や調理方などをむずかしく考えることなく、何にでも少量かけて楽しめるもの。「そのまま使える」というのが大事だと思います。
たしかに、味わいは日本の醤油のようなニュアンスを持つ調味料ですが、一家に食卓に必ずひとつ、というほど庶民的なものではないのです。バルサミコをご家庭で楽しまれる方は、食事への関心がより高いはず。廉価でありがちなものを扱うより、ほんの数滴たらすだけで料理の表情が変わる・・!そのくらいの説得力があるものを紹介すべきと考えました。
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