『ヴィンコット Vincotto』 復習 (ちと長いですが) |
2001年4月号、とある料理専門誌にこうある。
南イタリア・プーリア産のブドウからつくられる天然甘味料”ビンコット”が、
池袋東武プラザ館地下1階「世界の特選フーズ」に日本初上陸した。
10年前というと、さほど昔でもない気がするけれど、
当時のイタリア料理の世界は、常に目新しさに溢れていた。
物も、情報も、
出るもの出尽くした世の中。
今、求められるのは「本質性」だと思います。
良いものは、良いもので在り続ければ、それでいい。
「・・ヴィンコットってなぁに?」
日頃からイタリアの食文化に関心をお持ちの、
たとえば【Con te コンテ】の多くのお客様には今さらかもしれませんよね。
ましてや、イタリア料理店のコックさんやサービススタッフの方にとっては、常識?
いやいや、専門誌などで取り上げられる機会は減ってるから若人は逆に知らないかも?
いずれにせよ、素人さん玄人さん問わず、はじめましての方に紹介し続ける。
それが担うべき役割だとすれば、何度くり返したって良いのです。
食材でもワインでも、何だって同じでしょうけど、
生産者さん達の取り組み自体には、あまり心配はいらないかもしれない。
ハードルがあるとすれば、輸入者さんや僕たち販売店が、
良いものを紹介し、届け続けることが出来るか否か。
というわけで、昔からの読者さんには耳タコでしょうけど(笑)、
ちょこっとヴィンコットのおさらいをしましょう。
もちろん、食べてもらえれば100倍はやいですけどね、オンラインなので(^_^)
ヴィンコットは、イタリア語で「Vino cotto(煮たワイン)」という意味。
実際はワインではなく、収穫後しぼったブドウ果汁なのですが、
それをじぃ~っくり煮詰めて、トロトロの凝縮された甘いエキスにします。
ブドウを圧搾した果汁を「モスト mosto」といって、
ワイン全般はそのモストをアルコール発酵させてつくるお酒なんですね。
一方、それを発酵させずに煮詰めた状態が「モストコット mosto cotto」
ヴィンコットの第一段階であり、かのバルサミコ酢の原料でもあります。
そう、ヴィンコットはお酢じゃないバルサミコのような雰囲気です。
煮詰めたブドウ果汁を樫の木樽で4年間熟成させて完成します。
(ちなみに、バルサミコは酢酸発酵させて樽を移し替えながら熟成)
さらに詳しい説明は、ぜひ商品ページをご覧くださいね。
▼ ヴィンコット・オリジナル(ブドウの天然甘味料)250ml
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▼ ヴィンコット・オリジナル(ハーフサイズ)100ml
まずが試しに・・という方はこちら! でもきっとハマります♪
▼ ヴィンコット・リモーネ(レモン風味のビネガータイプ)250ml
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